わが家には、ティッシュペーパーの四角い箱は一つも見あたりません。といっても、箱にはいっていないだけで、衣装を着せたティフソユが部屋のいたるところにあります。どうも、あのティッシュの箱はいただけない。部屋がスッキリ片づいて見えないのです。衣装の代表選手は、昔使っていた信玄袋。下がカゴ状になっている、ひもつきの和装小物ですが、この中にティッシュを入れてあります。くちのひもをゆるく結んでおけば、簡単に取り出せます。
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この信玄袋は茶の間にあって、畳の風情にピッタリしているせいか、訪れる人に好評です。また、お嬢さん用の赤い袋ですと、ほのかなお色気もあって、なかなか趣きがあります。ティッシュばかりか、トイレットペーパーも同じように衣装を着せて部屋のあちこちに置いてあります。衣装は、鳥の巣箱、素焼きの鉢など。要するに、穴さえあいていればなんでもよく、色つきの画用紙で筒をつくり、穴のあいた丸い紙をかぶせただけでも十分です。トイレットペーパーは芯を抜き、巻いてある中心のほうから引っぱり出して使います。それをティッシュと同様にテーブルなどの汚れふきにしますが、部屋の中にそのまま置かれていたら、やはり抵抗があるでしょう。それが衣装ひとつで、なんの異和感もなくなるのです。