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風揺れにも地震にも強い「制震」構造

2011.10.28

「耐震」「免震」「制震」という三つの地震対策構造に移ろう。どれも似たような言葉だが、地震動の「震」の字の上にかぶせられた漢字が、それぞれの構造が目指している考え方をよく示している。「耐震」とは震動に「耐える」こと。先に、剛構造を説明したが、この考えに基づき、どんな地震にも変形しないように耐える。地震対策として最も標準的な方法で、耐震補強をする場合は、建物の強度を増すために、柱や梁にななめにブレース(筋交い)を入れたり、耐震壁を増設する方法などが取られる。

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「制震」とは、震動を「制御する」という意味。免震が建物に揺れが伝わらないことを目指しているのに対して、制震は建物が揺れることを前提としている点が、大きく異なっている。建物に伝わった揺れを小さく抑え込み、減衰させる構造が制震構造である。制震には先のダンパーを建物の骨組みに入れて揺れを吸収させるタイプのもののほかに、建物の屋上に移動式のおもりを設置して、おもりの動きで揺れを抑える方法など、さまざまなしくみの構造が開発されている。制震構造は、建物の振動が地震によるものでも風によるものでも関係なく、あらゆる振動に有効なので「制振」と表記することもある。超高層ビルはとにかく揺れやすいので、制振構造の必要性が高い。





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